男性の生徒さんがピアノグレード5級合格しました。
生徒さんからのメールです↓
試験の結果が届きました。
無事に合格できました。これも先生の指導のおかげです。ありがとうございました。
元々、音楽専門学校でJ A Z Zピアノを学ばれていた男性の生徒さんが、ヤマハのグレードを取得するために入会されてきました。J A Z Zの世界とはまた全然違うクラシックの世界の試験内容のため、1回で合格というわけにはいかなかったのですごく大変でしたが、諦めずに頑張ってくれたので合格報告はとても嬉しかったです。
指導グレード&演奏グレード、両方取得しました。まず、クラシックの自由曲を弾くこと・・
選曲した曲は、
ドビッシー アラベスク 第一番
ショパン 幻想即興曲
ベートーベン ピアノソナタ第8番 悲愴 第3楽章
J O C課題曲は、2023年4月より課題曲が変更になるのですが、その前に選曲した小さな王女様のメヌエット、J A Z Zの演奏とは全然違い正確さとテクニックそしてクラシックのタッチの演奏を求められます。彼の演奏はどの曲のテンポもピアニストが演奏する速さで弾いていましたが 、とても雑な演奏になるためグレード試験では丁寧さを求められるので、きっちりと弾くことに重点をおき手直しをしていきました。
その次に苦労したのは即興演奏・・
J A Z Zの即興演奏とは180度違うために変奏という手法に苦労しました。(当初は自由に弾いてしまいます)J A Z Zの世界の自由な演奏から型にはめられた演奏法。コードはわかるし進行も知っている。しかし、それだけではヤマハのピアノ演奏グレードには合格出来ません 。
ピアノ演奏グレード5級を取得したいと目指される方はとても多いのですが、特殊な勉強をしなくてはいけません 。ただクラシック曲が弾けるだけでもダメ。変奏の勉強、そしてコードやコード進行の勉強と今まで弾くことしかしてきていない方にとってはとてもハードルが高いと思いますが、ピアノ講師という仕事をするのならコード付けや伴奏つけの勉強は不可欠かと思います。
今回のようにJ A Z Zピアノを先にされていて、クラシックのことを学ぶというあまりいない希少な方を指導できて私もとても勉強させてもらいました。いろんなタイプのピアノ演奏者が世の中にはいます。ピアノグレード5級という資格を取得したいなら思い切って今回の生徒さんみたいに、畑が違うところへチャレンジしてみてください。