9章 終わりなき消防法

どうしても納得がいかないので消防署に私が直談判しようと思い、消防手続きと検査立会費のことを消防署の部署担当者に連絡して確認しました。

1.消防署へ確認と消防設備会社からの回答

消防手続き届け出については、かなりややこしい手続きで消防設備資格を持っている人でないと対応できないことがわかりました。

(ある意味、消防設備会社は消防署と関係が深く、いい関係を築いていないと消防署に目をつけられてしまうと、企業は仕事がなくなるから消防署に対しては従順ということもわかりました)

検査立会費については、もし工事中に何らかの問題があって現場に消防署のものが確認行かなくてはいけないことになっても、費用は一切かかりません。頂くことはありません。とはっきり回答をしてもらいました。

この確認対応後、消防設備会社に対しては不信感しかなくなりました。

一体あの請求の項目はなんなのか?疑問だらけです。

私としてはこのままスルーできなくて、消防設備会社の担当者上司に連絡をとり説明を求めました。

その時の担当上司からの回答は、以下の内容です。

豊田さま

お世話になります。
不信感を与えてしまい、申し訳ございません。

①消防手続き及び検査立ち会い費の内容

ご確認等お手数をかけ申し訳ございません。
消防署員に支払うのでなく、(我々が)消防打合せや図面作成をし、工事後に消防署に提出に必要な書類作成及び手間としての費用となります。

②費用について

消防署には本来、火災の感知としてスプリンクラーで警戒している部屋であり、今回工事において、届出書類を本工事のスプリンクラーに含めて頂き上記①の関係書類作成分を省略する為、省略のお伺いを先週よりしておりました。

結果、上記①の関係書類をスプリンクラー設備用と自火報設備用の2設備毎作成せよと指導となった次第です。

自火報設備工事の費用について

12万→¥9万(税抜)にて対応させて頂きたく思います。

何回読み返しても意味不明です。

まず、すぐに値下げしてきたことで、企業側はこの金額が妥当性のあるものとしての提示ではない(言い値)という自覚があるのだと思いました。

人生の中でそう何度も消防法に触れることがないため、多くの人が「高いな、でもいると言われたから仕方ないな」で支払っているのだろうとも思いました。

何度説明されても納得できたわけではありませんでしたが、私の中でもう戦う気持ちも失せてしまいました。今でも、納得したわけでもなく意味不明のままです。

ただ、前回の天井に穴を空けて放置していった業者と大きく違うのは、私が疑問に思うことに対して誠意?というのか、見せかけだけかも知れませんが対応してくださいます。説明もしてくれます。

以前の悪徳業者は、なんの説明もなく態度も誠意もなく最悪だったので、その点は以前の会社とは違うと感じました。

2.専属業者の独占とこれから防音室を作る方へ

私としては、自身が感じた思いや詳細をマンションの自治会、ましてこのブログなどでオープンにするつもりもありませんでしたし、今更会社を相手に戦うつもりもありません。

今後もマンションの管轄としてお付き合いもありますし、工事終了以降も嫌な思いもしたくありませんので早く忘れて気分よくいたいと思っていましたが、防音工事業者さんの話しによるともっと酷いはなしも聞いたことがあるとか言うのです。

水を扱う会社は怪しいとか、防音室を作られる方は言いなりになっているとか、色んな話を耳にしました。

それらを聞いていると、私と同じように将来ピアノや楽器の防音室を設置したいと思っている方に、すこしでも情報があればもう少し違った対応もできるかと思い、すべて包み隠さず知ってもらおうと、このブログを書いています。インターネット検索で、この記事が届きますように。

結果的には、約31万という費用が防音工事費以外に加算されることになりました。

これが必要で妥当な金額だっのか、相見積もりで検証できなかったためわかりません。(ネットで何でも相見積もりが簡単になったこの時代に、相見積もりができない業界です。完全独占です)

たかが30万されど30万。

2008年から、自宅でピアノ教室をやるためにグランドピアノを入れたいと思い続けてきましたが、色んなトラブルに巻き込まれた10年だったように思います。

3.第2防音室 工事着工にむけて

次から次に起こるいろんなことを乗り越え、ついに長年の夢であったグランドピアノを入れるための工事日が決まりました。2019年11月25日より、グランドピアノ用のレッスン室工事がはじまります。

業者さんとの打ち合わせも、最終的な具体的な打ち合わせに入りました。

いよいよ工事始まります。

以前の工事の時と同じで、生活しながらのリフォーム工事がどんなに大変か…また今回も思い知らされました。

広いおうちであれば問題ないのでしょうが、都会の狭いマンションの中、物の置き場余裕がないなかギリギリの状態で生活です。

私の場合は音楽教室主宰以外にも奏者派遣業(Jewel  Music)の代表をしており、自宅が奏者派遣業の事務所を兼ねていますので譜面&資料が膨大なんです

この譜面を退けるために室内はダンボールだらけに。生活もしづらくなり、クタクタになりましたが、いよいよ防音室工事が始まります。

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