なぜ楽器店は古いエレクトーン機種を切り捨てるのか?

はじめに
みなさんは、エレクトーンが進化し続ける楽器だと知っていましたか?エレクトーンは電子楽器なんでどんどん進化し音源は良くなっていく楽器なんです。
第1章:エレクトーンという楽器の特性と価格の現実
エレクトーン教室をされている大手Y楽器店 特約店 や ピアノ&エレクトーン個人教室でも、歴代の3台レッスン室に揃っているところはあまりないと思います。
それはなぜか。
エレクトーン個人教室の方は置き場所くらいの問題でしょうが、楽器店特約店さんは置き場所の問題ではありません。
それぞれの楽器は良さがあり充分いい音を奏でていて今でも現役で演奏できます。
なのに
楽器メーカーY 楽器特約店は エレクトーンの新機種が出ると過去の楽器を使い捨てていきます。それは楽器店さん側だけの事情だと思います。
なぜか? 生徒さんに過去の楽器を大切にされると新機種が売れない。
なので上級の生徒さんだけではなく入会したばかりの生徒さんにも新機種を勧めるという、お客様のことを考えての営業ではなく楽器店の売り上げを優先してしまってきたということが 今、エレクトーンが衰退してしまった大きな原因かと思います。
楽器の価格も昔から高い・・。
楽器の価格
一番最新の現行機種はE L S-02C 定価1,199,000円(税込)
一つ前機種 E L S-01C 定価 1,030,000円 (税抜)
もうひとつ前のE L900m 定価 1,280,000円(税抜)
エレクトーンが大好きで楽しんでくれている生徒さんたちのことをなぜ考えなかったのでしょうか。こんな高価な楽器が趣味レベルの方に簡単に購入できるわけがないと思いませんか。
一般家庭には価格帯のハードルが高すぎます。
では、誰がこのハイスペック楽器を購入するのか?
・上級レベルでグレード5級以上を目指す方
・エレクトーンコンクールで入賞を目指す方
・指導される講師の方々
その方々が新機種が出れば今まで使用してきた機種があるにも関わらず、新機種購入を勧められます。そのやり方にずっと疑問を持っていました。
第2章:なぜ楽器店の教室は古い機種を置かないのか?
個人教室もエレクトーンの進化についていかないと講師が置いてきぼりになるなので新機種が出たらすぐに買い替えなければいけない、先生宅に新機種がないと生徒さんも楽器を買い替えないと楽器店や特約店さんに言われる、古い機種は使えないのではなくて..それを使用し続けると新機種が売れないというビジネスモデルが今までの流れでした。
このやり方にずっと疑問を持っていました。
第3章:Dolce of Music 音楽教室のこだわり
なので私の教室は過去のエレクトーンを処分せずに歴代3機種(ELS-02C、ELS-01C、EL-900m)を現役でレッスンに活用しています。
生徒さんの自宅にある機種に合わせてレッスンできる柔軟さ家にある機種でレッスンができます。今でもE L900m でレッスンをしています。
自宅にE L900mが眠っている方いらっしゃいませんか?E L900mではレジストデーター 今でもフロッピーを使用しています。テキストが現在売られていることはないので過去のテキストやフロッピーを使用します。充分楽しくレッスンできていますよ。
ただし
残念な情報です。今まではE L900mもYさんは修理をしてくれていたのですが昨年から修理も受け付けなくなりました。完全にみ捨てられてしまいました!!
第4章:これからのエレクトーンの楽しみ方
ということで残念な情報ですが新機種じゃなくてもレッスンは充分楽しめます。昔の機種をお持ちの方も再び音を鳴らしてみませんか?
昔の機種でも音が鳴っていて楽器自体に問題がなければしっかりレッスンできます。コロナ感染症以降はオンラインレッスンも-できるようになったので遠方の方でも大丈夫です。
エレクトーンの楽しさは、新しい機種だけにあるわけではありません。
Dolce of Music 音楽教室では、そんなエレクトーンたちを大切にしながら、今の時代に合ったレッスンスタイルで音楽の楽しさを伝えています。
今でも昔の機種でレッスンを希望されるなら是非まだまだエレクトーン演奏を楽しんでくださいませ。